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2014年10月6日月曜日

避難勧告・指示と備蓄

関東では昨夜から今日の日中にかけて、浸水被害や大きな混乱を起こした台風18号
皆様のお住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか。
また首都圏では通勤時間帯に重なっていたので、会社に着くまでにずぶ濡れになってしまった方も多いかと思います。
私も今日の午前中の配達では、相当濡れてしまいました。
台風18号は現段階ではまだ暴風域を伴って移動中ですので、影響のある地域の方はまだまだ充分な警戒をなさって下さい

このところの自然災害では、甚大な被害・犠牲を伴う事が多く、心が痛みます。
今回の台風18号でも、避難指示・勧告の対象が首都圏だけで100万人近く、全国では200万人を超えたらしいですが、そのような前例が教訓として活かされているという事かと思います。




他人事ではなく、いつ自分の身に同じ事が起こるか分からないので、今回は避難勧告や指示の違いを、あらためて確認します。

気象庁から発表される注意報や警報とは違って、避難に関する情報は市区町村から発せられます。
一般的に「避難準備情報」<「避難勧告」<「避難指示」と強制力は強くなっていきます。
自然災害等によって人的な被害が予想されるとき、身体の不自由な方やお年寄りなどに、より早めの準備をしてもらう為の、避難準備情報
被害の危険度や避難の緊急度が増してくると、避難勧告が出され、更に災害の危険が高まり避難指示が出た場合は、被害を避けるため当該地域から立ち退く(避難する)よう、市区町村の長から住民に対してお願いするという意味です。
それを無視しても罪に問われる事はありませんが、やはり命に関わる事ですので、たとえ無駄足に思えても、無駄な避難はないと考えましょう。

今回は静岡県や千葉県でも避難指示が出された地域がありました。
いざ避難しようと思った時、行き先に迷わないよう、また家族がどこに避難したかわからなくならないよう、日頃から避難先については良く理解し、家族で話し合っておくことが大事かと思います。
自治体のホームページなどで、避難場所を調べたり、近所で災害時に危険な場所がないかどうか調べたりして、備えておきたいところです。

備えといえば、地震や土砂災害などでライフラインが断たれた時の備蓄も大事です。
特に食糧や水は、最低3日分・できれば1週間分の備蓄があると良いと言われます。
水の場合、ひとり1日約3リットル程度。3日分なら9リットルくらいです。

参考:農林水産省「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」(pdf)

カナディアン スプリングス プレミアム ウォーターは、18.5リットルボトルと11.3リットルボトルの2種類があります。
18.5リットルなら1本で6日分、または2人で3日分です。
お客様の中でも、まだストックが残っている時点でご注文頂くことにより、常に数本を備蓄用として確保される方がいらっしゃいます。
お届け順にご使用いただくことで、賞味期限の心配もありません。
こういう活用法もお勧めです。

どの程度の備えをしておくか、心配しすぎると量が多くなりすぎてしまったり・・・いろいろと難しいところではあります。ここまでしておけば万全というラインもありません。
しかし、自分ができる範囲での備蓄や、日頃からの情報収集や心の準備を怠らない事は大事ですので、私も台風が過ぎたといって安心しないで、あらためて家族で考えてみたいと思います。

2014年9月9日火曜日

クロックノール(Crokinole)

本日9日に公開された、「昭和天皇実録」。ニュースでお聞きになった方も多いと思います。
「昭和」の64年間だけでなく昭和天皇の一生涯をまとめたもので、1万2千ページを超えるその内容には、激動の時代の中どのようなお気持であったかなど、今まで明らかにされていなかった事が含まれます。
予定では今秋のあいだ、皇居東御苑内の庁舎にて写しの閲覧ができるそうなので、ご興味のある方は是非足を運んでみてください。

リンク・宮内庁HP「昭和天皇実録(写し)の特別閲覧の実施について」

さて、今回はこの実録の中の、昭和天皇の幼少期部分に記述されている「クロックノール」という遊びについて、少しだけ紹介したいと思います。

1910年(明治43年)、御用邸の学習院仮教場で学ばれていた8歳当時、このクロックノールという遊びをされていたと書かれているそうです。
日本では馴染みがなく、宮内庁でも「クロックノール」がどういった遊びなのか最初はわからなかったという事で、インターネット上でも話題になっていました。

クロックノールは「クロキノール」とも呼ばれていて、卓上にゲーム盤を置いて駒をはじいて対戦するゲームです。

イメージとしては、ミニサイズのカーリングもしくは「おはじき」のようなものです。
対戦者が順番に、盤の端っこから指(ビリヤードのキューのようなものを使う場合もあるようです)で駒をはじいていき、盤上に描かれた同心円状の得点エリアの中に入れていきます。当然、次の順番で相手に弾き飛ばされることもあり、最終的に12個ずつの駒を全てはじき終わった後、より高得点の側がそのゲームの勝者となり、自分の得点から相手の得点を引いた点差を、そのゲームの得点として得ることができます。
このあたりカーリングとよく似ていますね。

実はこのクロキノール、1876年にカナダ・オンタリオの職人によって最初のゲーム盤が作られたとされていて、現在ではこの職人の出身地であるオンタリオ州タビストックにて「The World Crokinole Championship」という大会も開かれています。(1999年以降、毎年開かれているそうです)


なかなか楽しそうなので実際に遊んでみたくなります。
正式なゲーム盤にこだわらず、広場の地面に足で線を引いて、石ころを使って遊んでみたり、懐かしいおはじきを使って遊んでみたりと、きっと工夫すれば似たような事は出来ると思います。
スマホや携帯ゲーム機で遊ぶ子供たちも、こういう単純な遊びだってきっと楽しめると思います。
私も自分の子供たちと、こういう懐かしい遊びで一緒に遊ぶ時間を作っていきたいと思っています。
(参考リンク:wikipedia「クロキノール」